微生物を顕微鏡で見るのと、望遠鏡で星を見ることが似ていて、その距離感が好きというか…葉緑体かな。好きなのは。
(織辺紗邪加)

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 世の中の大学生ってどうやって遊んでるんですかね(笑)。私、ボーリングもカラオケも苦手で…。ゲームやアニメにしても、ひと目みて「やりたい!」って思って買ってしまうんですが、少しやってそのままになってるものも多くて…。(物事に対して)割とあっさりしている方だと思いますし、あんまり長続きしてるものはないんですよね…。

 アニメよりも映画の方が得意です。堅田のTSUTAYAで借りて、廣秋さんと一緒に見たのは、「塔の上のラプンツェル」、「手塚治虫のブッダ」、「輪るピングドラム」、「キルミー・ベイベー」…あと何だっけかな。アニメを見てますけど、オタクではないですよ。

 制作や趣味でも好きと思ったものや参考になるような本や雑誌の切り抜き、展覧会のチラシをファイルに入れて保管してるんですが、それが今6冊になりました。しいていえばそれが趣味みたいな感じにもなってますね(笑)。

 そのファイルの中で見返すことが多いのが微生物! 出会いは理科の教科書だったと思います。そのころは密かに見てかわいいな、と思うだけだったんですが、少し前に微生物の本を見つけてハマりました。琵琶湖博物館の微生物コーナーにも行きましたよ。

 はっきりと魅力を言葉にできないけど、好きなのは、体というか動き、形、半透明なところですかね。ほかの微生物ではみどり色の葉緑体も好きです。

 そういえば、微生物を描き始めたのは、大学生になってからですね。大学生になってから自由な時間が多くなって好きなものに近づこうと思えるようになりました。今までは、ずっと気になってたけれど「今はそれをする時じゃない」と思って、ずっと先延ばしにしていました。ミジンコだけでも奥が深いので、ロマンが広がります。もっと勉強しようと思います。最近の課題はどうやってミジンコを「飼う」か(笑)。

おりべ さやか/美術領域2年生


取材を終えて

けっこうあっさりしたタイプの性格だと自称していましたが、自身の興味があるものからしっかりと学ぶ姿勢、モチベーションが強い印象でした。作品にもミジンコをはじめ微生物がいっぱい! 画面に描かれている要素が多くて、私たちの肉眼では見えない世界を想像力豊かに描いています。横長の作品は、1年生の前期の課題で細長い画面に描く課題でつくったもの。あまり意識せず、微生物を描いていたようです(ザリガニの後ろあたり。ナベカムリというアメーバの一種だそう)。小川や川底ではなく、「どぶ」を描いたのだというのも面白いですね。(取材日:2014年1月)