大きな書店に行ったら、やっぱり雑誌、デザインの棚を回って、児童文学コーナーにいることが多いです。
(牧野 有)

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 本が好きで、大学の授業などの合間で時間ができたら、図書館にいることも多いです。まず、新刊のコーナーを見て、絵本や教育関連の雑誌を経由して、デザイン、文学、新書あたりを見ながら…。誰にも借りられてなさそうな本を見つけて楽しんでいます。

 図書館が好きなのは、小学生の頃から。当時買ってもらった、ロアルド・ダール 『おばけ桃の冒険』 がすごく好きでした。挿絵も好きだしお話も。言葉遊びなんかがあるのも面白いですよね。 『オ・ヤサシ巨人BFG』 『チャーリーとチョコレート工場』 とか、ダール にはまって以来、貯金して買ったり、学校の図書館で読んだりしていました。あ、図書館では伝記のマンガも結構読んでたかも(笑)。

 選択科目でグラフィックデザインの授業も履修していますが、どちらかというと、自分でデザインしたり、物語を書いたり、編集したりするのではなく、本の魅力を伝える方に興味があります。2016年に職員さんの薦めで、成安を卒業した先輩が行っている小冊子やZINE、自費出版のイベント『三条富小路書店』にサポートとして、レジ打ちや在庫整理などをさせてもらったんですが、そこでは人がどんな本を買っていくのかを見るも面白くて、サインや陳列など、見せ方を工夫することに興味がわきました。

『三条富小路書店』会場にて

 話は変わりますが、本と同じぐらい子どもに関することにも興味がありまして、実は今、高校の時の同級生で京都の芸大に通っている友人とともに、子ども向けのワークショップを計画中です。どんなワークショップを、どれぐらいの規模と場所で、どの年齢を対象にやるのかなど、ゆっくりですが、ミーティングを重ねて考えています。

 先日、その勉強の意味を込めて、ゴールデンウィークを利用して商業施設で行われた子ども向けのワークショップのお手伝いに行ってきたんです。内容は、子どもが描いた絵をつなぎ合わせて大きな鯉のぼりをつくるというもの。途中からでも参加できるタイプのワークショップで、子どもの人数も多く、とても忙しい一日になりましたが、そんななかでも夢中になる子どもたちを見られたり、お父さんお母さんたちともお話ししたり、とても充実した時間でした。

 自分たちの企画では、図書館とか、本屋さんでワークショップをしてみるのはどうだろう、絵本をつくってみるのはどうか、などと考えてはみるんですが、まだ自分のなかでは、好きな本と子どものことをつなげて考えるようなアイデアは、うまく形にならない部分があります。それでも、参加した子どもたちに何か物語を感じてもらえるような、魅力的なワークショップになるようにあれこれ試行錯誤しています。

まきの ゆう/総合領域3年生

オープンキャンパスにて高校生向けにワークショップを行う牧野さん


取材を終えて

今回は彦根にある古書店「半月舎」さんにお邪魔して撮影させていただきました。ここは牧野さんが時間がなくてなかなか来れなかったけど、来たいと思っていたお店。隅から隅まで見たあと、実はちゃんと読んだことがなかった児童書をじっくり悩んでいました。「古本は一期一会、もう二度と会えないかもしれないと思うとついつい買ってしまう」そうです。(取材日:2017年5月)


おまけ

本日の収穫。