青春18きっぷで行けるとこまで行こうと思って、広島経由で九州へ。長崎もきれいだったし、指宿(いぶすき)はいいところでした。
(鍋島野歩人)

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 散歩とか旅が好きで、時間が出来たら、外へ出ます。近所を散歩する時は、大学の近くにある家から堅田駅まで歩くんですが、1時間ぐらいかけて遠回りして行くんです。
 おごと温泉〜堅田は古い町並みや寺社も多いので、神社のある道を選んだり、疎水を歩いて琵琶湖畔の浮見堂を回って駅へぐるっと、映画のサントラ、クラシックなんかをBGMにしながら。気持ちいいんですよー、この辺り。

 入学する前から大学生になったら旅をすると決めてたんですが、2年生のときにそれが実現しました。夏休みに、広島〜福岡〜長崎〜熊本〜鹿児島、と3泊4日のひとり旅。楽しかったですねー。特に心に残ったのは長崎と鹿児島。広島では平和記念資料館に、長崎でも原爆資料館に立ち寄ったんですが、長崎では感極まりました。長崎の路面電車に興奮、夜景もきれいでした。鹿児島は桜島を見て温泉へ! もう最高。

 始めて見る町というのが、たまらなく好きなんですよね。僕の知らない場所に知らない人がいて、知らない日常があって…何も知らない自分がその中にいる、っていう空気感が心地よく感じる。父親に昔よく旅行に連れて行ってもらったからかもしれないです。僕は秋田出身ですが、自分が知らない場所に行きたい、と思ってこの大学を選んだというのもあります。

 そういえば、佐賀では「鍋島」って駅があると事前に調べてたので…もちろん途中下車しました(笑)。そこで、目当ての「鍋島」というお酒を買って、他にも立ち寄った場所で買ってたら、カバンに日本酒のビンが何本も。まあ、帰りは新幹線だったんで、一瞬で家に着いたんですけどね。

なべしま のぶと/イラストレーション領域3年生

取材を終えて
家には必要最低限のものだけで、テレビは置いてないそう。時間ができたら外へ出る、じっとしていられない性格だという鍋島くん。風景を楽しむために、写真もあまり撮らないけど、たまに風景はスケッチ。そのときの体験を作品にしたりするのだそうです。(取材日:2013年12月)

おまけ:
鍋島くんのイラスト作品。ワンピースが地図柄になっていて散歩の途中とのこと。